SR渋谷vs川崎 | 中地区同士の今季初対決…ディフェンスで主導権を握るのはどちらか

Bリーグ 2022-23 B1リーグ戦 第17節
サンロッカーズ渋谷 vs 川崎ブレイブサンダース
ヘッドコーチ交代の余韻が残り、3連敗で2022年を終えたサンロッカーズ渋谷。新年最初の試合はアウェーで迎え、京都ハンナリーズを相手にGAME1を勝ちきって連敗を止めた。序盤からややハイスコア気味に推移するなか、第3クォーター途中の最大14点リードを第4クォーターに2度追いつかれたが、我慢強く戦って逆転を許さなかったのが勝因だ。しかし、GAME2は第1クォーターの9点ビハインドが最後まで響く形となって5点差の惜敗。相手のターンオーバーを誘えず、リーグ最下位のリバウンドでも劣勢だった。
同じ中地区で首位に立つ川崎ブレイブサンダースは、アルバルク東京と対戦。前々節にようやく復帰を果たしたマット・ジャニングがGAME1で復帰後初得点を挙げ、GAME2では24得点と爆発したが、チームとしては持ち直してきていた3ポイントシュートが2戦を通じて不発。日本人選手の得点が伸びず、連敗を喫する結果となった。横浜ビー・コルセアーズに再び勝率で並ばれ、年明け早々に正念場を迎えている。
SR渋谷と同様に、川崎も前節は相手のターンオーバーが少なく、1試合平均本数で相手を上回っていたはずのリバウンドも後手に回った。そろってオフェンスリバウンドを多く許していたこともあり、今節は両者ともにディフェンスにフォーカスして臨むだろう。その中でSR渋谷は前節GAME1のような得点力を発揮できるか、川崎はオフェンスの不具合をいかに立て直すかが問われることになる。
文=吉川哲彦
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